岡山大学の壮行会で未来の人材が世界を目指す!
2025年8月1日、岡山国際交流センターにて「令和7年度 未来へトビタテ!おかやま留学応援事業」の壮行会が開催されました。このイベントには岡山大学から4人の学生が参加し、それぞれが主に海外留学を通じた目標や決意を発表しました。
この壮行会は、岡山県内の産学官が協力して設立した「未来へトビタテ!おかやま留学応援地域協議会」が主催しています。主な目的は実践的な海外留学と県内の企業でのインターンシップを通じて、地域社会に貢献できる国際的な人材を育てることです。
開会の挨拶を行ったのは、協議会の代表である小林健二氏です。その後、岡山県副知事の尾﨑祐子氏や岡山経済同友会の中島義雄代表幹事から、留学を控えた学生たちに激励の言葉が送られました。これらのサポートは、彼らが海外での経験を積むための大きな励みとなるでしょう。
次に、留学に向けて意気込みを語ったのは、岡山大学教育学部4年の海老原暦美さんと、グローバル・ディスカバリー・プログラム2年の岩田有義さんです。両者はそれぞれの自分の思いを力強く発表し、留学で得たいものや挑戦したいことについて詳しく語りました。特に海老原さんは、教育分野での実践的な知識と国際経験を結びつけたいと話しました。
さらに、2025年度に新設される「ものづくり人材コース」に選ばれた工学部3年の越智勇翔さんは、アメリカ・ロードアイランド大学に派遣中の様子を中間報告しました。彼からは、留学先の文化と自らの専門分野との関わりについても触れられ、参加者の関心を集めました。
会の後半では、派遣学生と協賛企業・教育機関・行政関係者が集まり、交流会が行われました。現在の留学計画を進める学生3人に加え、昨年の参加者である文学部3年の生田朝子さんも参加し、実際の体験談を交えながら参加者との意見交換が盛んに行なわれました。この交流の場は、学生にとって貴重なネットワーキングの機会となり、将来のキャリアに繋がるかもしれません。
今後、これらの学生たちは、インターンシップ企業における事前調査を経て、順次海外留学に出発します。それぞれの留学が、地域と国際社会との架け橋として機能することが期待されています。そして、地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みも、ますます注目されることでしょう。
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援し、地域社会の持続可能性を考える際の重要な役割を果たしています。この壮行会は、その一環としての国際的な人材育成の重要性を再確認させるものでした。今後もこの取り組みに対する注目が高まり、次世代を担う人材の育成が進むことを願ってやみません。これからの岡山大学に大きな期待が寄せられています。