岡山大で国際交流
2025-08-07 00:51:32

岡山大学の惑星物質研究所がフランス大使館の訪問を受け、国際共同研究に期待が寄せられる

岡山大学の国際交流の一歩



2025年8月4日、岡山大学の高等先鋭研究院内に位置する惑星物質研究所に、在日フランス大使館の科学技術部門からジャン=バティスト=ボルド氏が訪れました。彼の来所は、山陰地方の三朝町で行われた「第68回キュリー祭」への参加を機に実現したものであり、ボルド氏はこの訪問を通じて岡山大学の先進的な研究に触れる機会となりました。

訪れた当日、ボルド氏と共に、三朝町の赤坂英樹副町長も同行。双方が交流を深める場として、芳野極所長が研究所の概要と主な研究活動について詳細に説明しました。その後、記念撮影が行われるなど、和やかな雰囲気の中での交流が進みました。

最先端の研究設備を視察



芳野所長は、特に惑星物質物理学部門で進められている新しい高温・高圧実験についてボルド氏に解説しました。世界で唯一の六軸加圧式川井型超高圧発生装置(6UHP)をはじめ、一軸加圧式川井型超高圧発生装置(USSA-5000)など、研究所が誇る最新の研究設備が紹介されました。これらの装置は、惑星の内部構造や物質の相転移、さらには惑星形成と進化過程を解明するための鍵となる重要なツールです。

小惑星リュウグウ試料の研究



地球惑星分析部門の小林桂副所長によると、ボルド氏は小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料についての研究成果にも強い関心を示しました。具体的な研究プロセスや分析機器の働きを丁寧に説明する小林副所長の姿が印象的でした。

国際連携の未来に期待



意見交換の中で、ボルド氏はフランス政府がアジア太平洋地域での科学外交の強化に力を入れていること、そして気候変動や宇宙科学、原子力、エネルギー分野における国際的な連携の重要性について述べました。また、将来的な研究資金支援の可能性についても話及び、岡山大学および惑星物質研究所との共同研究に関する具体的な提案がなされました。

このような交流を通じ、岡山大学の今後の国際共同研究の拡大が期待されます。地域中核となる研究大学として、岡山大学の取り組みはますます進化し、未来の科学技術を牽引する存在になることでしょう。

終わりに



岡山大学が実施するこのような国際的な研究交流は、地域社会の持続可能性や科学技術の発展に貢献するものであり、地域と地球の未来を共創するための新たな一歩といえるでしょう。これからも、岡山大学の活躍から目が離せません!


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