新しいEVバス体験
2025-05-20 15:39:40

埼玉で進化するEVバス運行、国際興業とパワーエックスが提携

埼玉でのEVバス充電システムの革新



埼玉県さいたま市で、新たなEVバス運行の取り組みとして、国際興業株式会社と株式会社パワーエックスが提携しました。このコラボレーションにより、全国的に蓄電池を活用したEVバス向けの充電システムが展開されることが決定しました。特に、さいたま東営業所に設置された「Hypercharger Pro」は、EVバス専用の充電設備として注目を浴びています。

EVバス「エルガEV」の導入



国際興業は、埼玉県内初となるBEV(バッテリー電動バス)路線バス「エルガEV」を導入し、現在さまざまな地域での営業運行を開始しています。この新しいバスは、地球環境への負担を軽減するだけでなく、運行コストの削減にもつながっています。さらに、「Hypercharger Pro」は、最大出力150kWを誇り、効率的な充電が可能です。これにより、営業所の電力ピークを抑えることができるため、電気料金の削減にも寄与します。

環境への配慮



また、さいたま東営業所では、車庫屋上に設置された太陽光発電設備により、蓄電池に充電する電力の一部を再利用することが可能です。この取り組みにより、EVバスの運行に伴う温室効果ガスの排出を削減し、持続可能な交通手段の実現に近づいています。

国内の他のバス事業者への展開



国際興業は、自社での運用に終わらず、運輸事業者向けに、さいたま東営業所で得たノウハウを他のバス事業者と共有することにも注力しています。パワーエックスとしては、「Hypercharger Pro」を販売パートナーとして展開し、新たなビジネスチャンスを掴もうとしています。

次世代のエネルギーマネジメント



この取り組みは、将来的にEVバスのさらなる導入を視野に入れた次世代エネルギーマネジメントソリューションの開発へとつながります。最新の運用データやバス事業者からのフィードバックをもとに、効率性を追求した充電システムが開発される予定です。さらに、「Hypercharger Pro」は、災害時でも自立運転が可能で、停電時にも車両の充電や営業所の非常用電源として活用できる仕組みを導入します。

さいたま東営業所の基本情報



  • - 住所:埼玉県さいたま市緑区上野田629-15
  • - 運行区域:さいたま市内各路線
  • - EVバス導入車種:いすゞ自動車製「エルガEV」
  • - 導入台数:1台
  • - 太陽光発電システム出力:99 kW
  • - 「Hypercharger Pro」のスペック
- 最大出力:150kW(ブーストモード・10分間)、120kW(連続出力)
- 充電方式:CHAdeMO
- 充電可能台数:2台
- 蓄電システム容量:358kWh(約30世帯分の1日の電力使用量相当)
- 生産地:岡山県玉野市

この取り組みを通じて、国際興業とパワーエックスは、EVバスの普及と持続可能な交通システムの構築を推進していくでしょう。埼玉県内の交通環境がますます進化することが期待されています。


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