開館5周年記念企画展「雛の名品~おひなさまづくし~」開催
2025年1月25日から3月23日まで、さいたま市岩槻人形博物館では、開館5周年を祝う特別展「雛の名品~おひなさまづくし~」が開催されます。この博物館は、さいたま市岩槻区に位置し、日本初の人形専門公立博物館として令和2年にオープンしました。毎年恒例となる雛祭り展は、今年特に特別な意味を持っています。
貴重なコレクションの数々
本展では、5,500点以上の所蔵品から選りすぐりの雛の名品が展示されます。展示のフューチャー作品には、最古の立雛から江戸時代の各種の様式(享保雛、寛永雛など)まで多様な雛人形が揃い、その芸術的変遷を体験できます。また、江戸時代に高級品とされたガラスや紫檀で作られた精巧な雛道具も見ごたえがあります。
これらの名品は、いずれも当館の貴重な収蔵品であり、造形美や精密さによって今なお多くの人々を魅了しています。さらに、特別にデザインされたコレクションカードや関連商品の抽選会といった魅力的なアクティビティも用意されています。
体験できる関連イベント
本展の開催中、参加者が直接触れ合えるイベントも盛りだくさんです。例えば、2月11日には「雛道具の世界~組香をやってみよう三炷香~」のワークショップが行われ、平井江鶴氏の指導の下、実際に雛道具を体験できます。また、2月15日には「つくろう、おひなさま~ふじ雛の絵付け体験~」が開催され、子どもたちが自分だけの雛人形を作ることを楽しめます。
3月8日には開館5周年記念スライドトーク「華麗なる雛の世界ー遊び心の美」が催され、雛の世界への理解が深まります。
セミナーやワークショップに参加することで、来場者はただ見るだけでなく、自らの手で雛の文化を体感できる機会が得られます。このように、体験型のコンテンツを通じて、雛文化の深い世界に触れることができる特別な機会です。
アクセスと観覧料
さいたま市岩槻人形博物館は、東武アーバンパークライン「岩槻駅」から徒歩約10分の位置にあります。車でのアクセスも良好で、専用の駐車場も完備されています。観覧料は一般300円、子ども料金は100円からとリーズナブルです。
この特別展を通じて、雛人形の美しさやその歴史、文化を実際に感じ、自宅では味わえない特別な体験をすることができます。日本の伝統文化を次世代に繋いでいく大切な役割を果たす岩槻人形博物館で、ぜひ素晴らしい時間をお過ごしください。ぜひ、皆様のご来館をお待ちしております。