飯能に新たなアート空間「ハイパーミュージアム飯能」が誕生！

2025年3月1日、埼玉県飯能市に現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」がオープンします。この美術館は北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」の一部として設立され、アートを通じて自然とデジタルの融合体験を提供することを目指しています。
2月27日に行われたオープニングセレモニーでは、館長の後藤繫雄氏、特別企画展を担当するアーティストのヤノベケンジ氏、そして株式会社メッツァの社長である望月潔氏によるテープカットが行われ、メディア向け内覧会が開催されました。

今回開業する「ハイパーミュージアム飯能」は、豊かな自然環境の中に位置し、屋外展示や体験型ワークショップなど、様々な形式でアートを楽しむことができます。

オープニングセレモニー

セレモニーの際にはともに穏やかな青空の下、高さ約4メートルの「シップス・キャット」像をバックに後藤館長が挨拶をしました。彼は「ハイパー」という言葉が「超える」という意味を持つことを解説し、アートの持つ力やアーティストの責任について触れました。「ハイパーミュージアムは、単なる館に留まらず、森を利用した新しい形のミュージアムを目指しています」と後藤氏は意気込みを語りました。

続いて、特別企画展を担当するヤノベケンジ氏が登壇しました。彼は自然環境の中でアートを見せることの重要性について話し、特に宮沢湖の存在がインスピレーションとなり、巨大な猫が眠る島のイメージを思いついた経緯を共有しました。「この体験がもたらすアート空間は、他にはないユニークな体験になる」と彼は語りました。

特別企画展「宇宙猫の秘密の島」

オープニングセレモニーとともに行われる特別企画展「宇宙猫の秘密の島」は、ヤノベケンジによるもので、約80点のアート作品が展示されます。作品は、彼が1990年にデビューして以来の軌跡やストーリーを描いたものとなり、観覧者を宇宙猫の物語に誘います。屋外には、自身の作品でもある浮島が登場し、鑑賞者が湖に浮かぶ美術館の島に渡る体験が待っています。また、親子で楽しむことができる「ハイパーキッズプログラム」も用意されているので、家族連れでも楽しめます。