夏のアイス・かき氷消費動向調査
暑い夏が続く中、消費者のアイスやかき氷に対する動向が明らかになりました。株式会社mitorizが実施した「アイス・かき氷に関する調査」によると、夏場にアイスやかき氷を食べる頻度は、週に2~3回が最も多く、週1回以上の割合は72.3%に達しています。
アイスと氷、世代別の嗜好の違い
調査では、アイスやかき氷の人気を探るために、どちらをよく食べるかを尋ねたところ、58.3%の人が「アイスクリーム」と回答しました。年代別に見ると、若い世代はアイスクリーム派が多いのに対し、年齢が上がるにつれてかき氷を好む人が増える傾向があります。特に60代以上では、かき氷の人気が顕著で、約17%が好んで食べているとの結果が出ました。
食べたくなるタイミング
アイスやかき氷を食べたくなるタイミングについての調査では、「気温が高く、暑いと感じたとき」が53.6%と最も多く、特にシニア層になるほどこの傾向が強く見られました。次いで、「食後のデザートとして」が39.6%、「気分転換・リフレッシュしたいとき」が32.7%と続きました。若い世代は気温の上昇に対する感度が低いことも明らかになっています。
購入時の重視ポイント
アイスやかき氷を購入する際、最も重視されるポイントは「味」で68.4%、次いで「価格」が58.8%でした。この2つの要素は特に重要視されており、食感やブランドへの信頼感よりも重要なファクターとされています。若年層はコストを重視し、40代以上では「味」を重視する傾向が顕著に表れています。
購入価格の許容範囲
消費者が考えるアイスやかき氷の妥当な価格についても調査が行われました。コンビニやスーパーでのアイスは、100〜149円が最も多く、全体の約69%が200円未満と考えています。また、外食でのかき氷に関しては、価格のばらつきが見られ、特に20代以下の若者は1,000円以上を支払う意向が高く、外食に対する価値観が異なることが分かりました。
おわりに
アイスクリームとストレートなかき氷、熱い夏を乗り切るために欠かせない存在です。特に年代による嗜好の違いや、購入時の重視ポイントは、今後の市場戦略において重要な見解を与えてくれます。これからの暑い夏、どのようなアイスやかき氷を楽しむか、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。