AVITAのアバター接客が次世代リモート接客プラットフォームに採用
2025年に登場予定のKDDIの「次世代リモート接客プラットフォーム」において、AVITA株式会社が開発したアバター接客サービス「AVACOM」が採用されることが発表されました。このプラットフォームは、さまざまなサービスを遠隔で提供し、顧客体験を一新する画期的な取り組みです。
どのようなプラットフォームなのか?
KDDIとローソンが推進する"Real×Tech Convenience"の一環として、このプラットフォームは通信、金融、ヘルスケア、家事支援などの分野において、リモート接客を可能にします。これにより、顧客は専門店に足を運ばずに、必要なサービスを身近な場所で受けられるようになります。ユーザーは、相談内容やシーンに応じてアバターまたは顔出しの接客スタイルを選ぶことができ、オペレーターの負担を軽減しつつ、より良い顧客体験を実現します。
新しい接客スタイルの提案
「AVACOM」の導入により、特に「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」では、アバター接客の新しいスタイルが展開されます。初めての導入先となるこの店舗では、顧客はリモート相談ブースを通じてAIアバターに案内され、さらに専門スタッフがアバターまたは顔出しで相談に応じます。これにより、従来の接客の枠を超え、より親しみやすい形でのサービス提供が可能となります。
アバター店員による新しい体験
また、アバター店員がセルフレジサポートを行う新しい試みも行われます。3Dディスプレイを使った立体的な表示で、セルフレジ横に配置されたアバターが利用者をサポートします。この存在感あるアバターによる接客が、より没入感のある体験を提供し、新しい買い物スタイルを創出します。
AVITAの「AVACOM」とは?
「AVACOM」は、AVITAが提供するアバターを利用したオンライン接客サービスです。AI技術を駆使し、リモート接客の効率化を実現しています。多様なプラットフォームへの対応はもちろん、AIを用いてオンライン上での売上向上や効率化を促進します。すでに数百件の導入実績があり、業務の効率化や人手不足解消にも寄与しています。
アバター接客は、オペレーターの顔を出さなくても済むため、カスタマーハラスメントの抑制にも貢献し、働きやすい環境を提供します。こうした取り組みを通じて、AVITAは人手不足という社会問題に立ち向かう姿勢を示しています。
会社概要
AVITA株式会社は、石黒浩を代表取締役社長兼CEOに持つ東京都目黒区に本社を置く企業です。2021年に設立され、アバターや生成AIを利用したサービス開発に特化しています。様々なマーケティング支援を行いながら、新しい雇用形態として“アバターワーカー”を生み出すなど、革新的な取り組みを進めています。
まとめ
新しいリモート接客の形を示すAVITAのアバター接客は、ただのテクノロジーの導入にとどまらず、顧客との新しい接点を生み出し、さらには従業員の労働環境を改善する重要なステップです。今後どういった進化を遂げるのか、目が離せないプロジェクトとなるでしょう。