探究学習支援
2025-08-15 02:57:25

高校生の主体的な探究学習を支援する岡山大学の新たな取り組み

岡山大学が支える笠岡高校の探究学習



2025年7月15日、岡山県の笠岡高校にて、国立大学法人岡山大学が「総合的な探究の時間」に高校生を支援する活動が行われました。このプロジェクトは、岡山大学生や大学院生が中心となり、高校生の主体的な学びを促進することを目的としています。

先進的な取り組み



従来の支援策は教員による講演が多かったものの、今回の活動では学生自身が「伴走者」となり、高校生の探究活動に寄り添います。岡山大学のデータサイエンス部のメンバーが、高校生が設定した問いや課題に対して具体的な助言を行い、情報収集、分析、発表準備の各段階で支援を行いました。この支援は、岡山大学が2023年から実施している取り組みの一環であり、学生の視点からのアプローチで新しい形の学びの体験を提供しています。

DX化と情報教育の推進



新たに笠岡高校へ転任した西村校長は、学校のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に意欲を燃やしています。彼は「問いを立てる力を育むことが重要」とし、AIと人間の役割分担について考える頭を養うことを目指しています。生徒たちは、大規模言語モデルを利用し、探究活動に取り組んでおり、技術を駆使した問題解決スキルを育成しています。

多様な問いに挑戦する



活動当日には、高校生たちが様々な問いを提起しました。「SNSへのアクセス制限は必要か?」や「人間とAIが作成した作品の評価の差は?」など、多岐に渡るテーマにDS部の学生たちが答えに挑みました。これにより、高校生は自らの考えを深める思考のプロセスを体験し、具体的な問題解決を行う機会を得ました。

教員と学生の新たな関係



支援に関わった野上教授は、今回の活動を通じて得た気づきが教員と生徒間の伝統的な枠組みを超えるものであると強調しています。学生たちが持つ新しい発想に触れることで、教育の質も向上し、多様な視点が学校教育に浸透していくと期待されています。今後も、岡山大学は地域の教員や学生のニーズに応じた支援を続ける意思を示しています。

地域への期待



岡山大学は、地域中核の研究大学として、探究活動とDXハイスクールの推進を目指しつつ、教育の質を向上させる取り組みを進めていきます。今回の活動が持つ多くの意義を胸に、今後の展開に期待が寄せられています。地域社会との関わりを深め、次世代の人材の育成へとつなげていく岡山大学の姿勢は、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。


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