埼玉所沢の不動産業界、サンエイホームとアルファーが資本業務提携を結ぶ

埼玉所沢の不動産業界、サンエイホームとアルファーの資本業務提携

埼玉県所沢市で不動産業を営む、株式会社サンエイホームと株式会社アルファーが資本業務提携を結びました。この提携により両社は、相互に企業価値を向上させると同時に、将来的には経営統合も視野に入れた「サンエイグループ」として一体的に事業を行っていく計画です。

Ⅰ．資本業務提携の背景

サンエイホームは1978年に創業し、不動産の売買や賃貸、相続など、広範なサービスを提供してきました。地域密着型の企業として【ともに、笑顔はためく街へ。】という理念の下、地域に根ざした事業展開を進めています。近年ではデジタル化を推進し、業務の自動化に向けた取り組みが評価されており、賃貸管理ビジネス研究会からMVPを受賞しました。

一方、アルファーは1990年に創業し、「真の地域密着企業」として東所沢に特化した営業を行っています。近年は賃貸管理事業の譲渡を受け、不動産業界でのシェア拡大に努めています。この度の資本業務提携は、両社が共に【所沢No.1】の不動産企業を目指すための重要なステップと位置づけられています。

Ⅱ．資本業務提携の内容

この提携では、アルファーの創業家が保有している全株式をサンエイホームが譲り受けることになっています。業務提携の主な内容としては、以下の項目が挙げられます。
1. 所沢と東所沢エリアでの営業展開の強化
2. 相互の顧客基盤とノウハウの活用による事業機会の創出
3. 賃貸不動産オーナー向けのサービス強化
4. 社員交流による人材育成の促進
5. 「専門力」「先進力」「対応力」を活かした企業価値の向上

これらにより、両社は一体的に事業を展開し、地域の不動産オーナーや顧客に対するサービスの質を向上させることを目指します。

Ⅲ．今後の展開

新たにアルファーの代表取締役に就任する新井克明は、サンエイホームの専務取締役も兼務します。両社はそれぞれのサービスやノウハウを融合し、人材交流を図ることで、お客様、オーナー様、入居者様へのさらなる価値提供を推進していく方針です。

サンエイホームの持つ不動産ノウハウと最新のDX基盤がアルファーに導入されることで、顧客対応力も強化される見込みです。また、情報誌「賃貸経営サポート通信」をアルファーでも刊行することで、オーナーの安心・信頼を確保するためのワンストップサービスを提供します。

両社がこの資本業務提携を通じて相互の強みを活かし、地域により多くの価値を提供することが期待されています。地域経済の活性化にも寄与する新たなページが開かれることでしょう。