富士薬品、大網白里市と包括連携協定を締結
2025年5月14日、株式会社富士薬品(本社:埼玉県さいたま市)は千葉県大網白里市との包括連携協定を正式に結びました。この協定は、市民の健康づくりや地域の活性化を目的としており、当日は大網白里市役所にて協定締結式が行われました。式典には、富士薬品から配置事業本部の橋本健作部長、大網白里市からは金坂昌典市長が出席しました。
協定の主な取り組み内容
連携協定は五つの主な項目で構成されており、その内容は以下の通りです。
1.
健康増進活動:富士薬品は地域の公共施設やイベントに配置薬を設置し、災害時に無償で提供します。また、訪問販売を通じて季節に応じた健康情報の普及にも取り組みます。富士薬品オリジナルの健康情報セミナー動画も市のイベントに貸し出す予定です。
2.
市民生活の見守り:配置薬の営業員が活動を通じて高齢者の見守りを行い、地域の安全・安心な暮らしを支援します。特に熱中症による健康被害を防ぐため、「熱中症特別警戒アラート」の発表時には指定したドラッグストアがクーリングシェルターとして開放されます。
3.
安全なまちづくり:営業活動中に道路の異常を発見した場合、速やかに市の担当者に情報を提供し、道路の保全に貢献します。
4.
防災対策:災害が発生した場合、市からの要請に応じて避難所に医薬品を無償で提供します。
5.
その他:協定の目的達成に必要な事項については随時協議を行い、実施していきます。
この取り組みは、地域住民の健康や安全を支えるだけでなく、災害時における迅速な支援体制を築くことを目指しています。
協定締結の背景
富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」をスローガンに掲げ、地域住民の生活を支える企業として知られています。配置薬販売やドラッグストア・調剤薬局の運営を通じて、地域に深く根差したサービスを提供しています。1930年から続くこの事業は、現在大網白里市内で約1600軒の家庭や企業に利用されています。
一方で、大網白里市は「未来に向けてみんなでつくろう!住みたい・住み続けたいまち」という将来像を掲げており、健康づくりや地域福祉に積極的に取り組んでいます。ここに富士薬品の専門性を活かした連携協定を組み合わせることで、さらなる地域活性化を目指しています。
地域貢献への思い
富士薬品は、地域の健康を支えるために、これまで以上に深く市民に寄り添うとともに、今後も地方自治体と連携したさまざまな取り組みを推進していく予定です。地方自治体との協定締結は今回で22例目となりますが、全ての取り組みが市民の健康で安心な生活へとつながることを期待しています。この包括連携協定に基づき、富士薬品が大網白里市と一緒に地域の未来を築いていく姿勢が、今後の展望をより明るいものにすることでしょう。