メタバースで不登校支援
2025-11-26 12:07:29

埼玉県の教育メタバース「FAMcampus」で不登校支援が始動!

埼玉県の教育メタバース「FAMcampus」での不登校支援が開始



富士ソフトが提供する教育メタバース「FAMcampus」が、埼玉県の不登校支援事業に正式に採用され、運用が開始されました。この新しい取り組みは、不登校の子どもたちに新たな居場所と、柔軟な学びの選択肢を提供することを目指しています。

国の文部科学省が発表したデータによると、2024年度の小・中学校における不登校の子どもたちの数は35万3,970人に達し、これは過去最高を記録したとのことです。この現象は、日本の教育界で深刻な問題として認識されています。それに伴い、文部科学省は「不登校対策(COCOLOプラン)」を策定し、支援を充実させるための取り組みを進めています。特に、埼玉県内でも不登校の子どもたちが急増しており、2023年度にはなんと1万6,791人に達したと報告されています。

富士ソフトは2022年に「FAMcampus」の提供を開始し、その教育メタバースを通じた不登校支援に力を入れてきました。不登校支援の成功には、適切なメタバース空間、明確なカリキュラム、専門講師、そして不登校支援に特化した専門員の4つの要素が不可欠です。この両者を組み合わせた「不登校支援パッケージ」が新たに展開されることになります。

【埼玉県の不登校支援事業】
このたび、埼玉県の不登校支援事業「メタバース空間を活用した不登校児童生徒等支援業務委託」に「FAMcampus」の不登校支援パッケージが選なったのです。関わる自治体は35にのぼり、メタバース上に「県共通フロア」及び「市町村フロア」が設けられます。

「県共通フロア」では、専門のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによるオンライン相談が行われるほか、多士済々のオンラインイベントが企画されます。また、市町村フロアでは、オンライン学習支援や日常的な交流による居場所づくりに努め、子どもたちの社会的自立をサポートします。

【多様な学びの提供】
「FAMcampus」内では、学習系、趣味実用系、レクリエーション系といった多彩な授業が予定されています。特に学習系では、教科学習を中心とした内容が提供され、趣味実用系では実生活に役立つ内容が学べます。さらに、レクリエーション系では、コミュニケーションやチームワークを育むゲームを通じて、居場所づくりを支援します。

富士ソフトは、子どもたちに新しい形での学びを提供し、メタバース空間が持つ可能性を最大限に引き出すことで、彼らの未来がより明るいものとなるように尽力していく考えです。子どもたちが自分らしく成長できる環境を整えることが、社会全体の未来にも良い影響を与えると信じています。

富士ソフトが描くこの新たな不登校支援の姿は、教育の在り方を根本から見直す契機ともなるでしょう。埼玉県内の子どもたちがこの支援を通じて新しい一歩を踏み出すことを期待しています。


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