岡山大学が「地域中核研究大学強化事業」に採択、意見交換会開催

岡山大学の挑戦

国立大学法人岡山大学（本部：岡山市北区、学長：那須保友）は、2023年12月22日に文部科学省が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」に採択されました。この事業は、我が国の研究大学群形成を目指す大規模な支援プログラムで、1件あたりの支援額は約5年間で55億円に達します。

ジャパンSDGsアワード受賞

岡山大学は、国連の持続可能な開発目標（SDGs）を支援し、政府の「ジャパンSDGsアワード」において特別賞を受賞しています。このような取り組みを通じて地域と地球の未来を共創し、研究の発展を促進することを目指しています。

学内意見交換会の実施

2024年5月28日、大学院ヘルスシステム統合科学研究科で学内意見交換会が行われ、那須学長が「J-PEAKSを活用して成し遂げる社会への変革」について語りました。また、職員の高度化を図ることで、教員中心の組織運営から脱却し、専任のプロフェッショナルがサポートする体制を築くことが紹介されました。

教員からは、質疑応答を通じて「人事基本方針」に関する意見や、質の高い研究環境を創出するための戦略についての質問が寄せられました。これらの意見を一つずつ丁寧に受け止め、学内の理解を深める重要な場となりました。

大胆な大学経営改革

今後、岡山大学はJ-PEAKSを通じて「常識にとらわれない大胆な大学経営改革」を推進し、全学一丸となり長期ビジョン2050を実現するために努力していきます。このビジョンは、地域と地球のより良い未来を築くことを目的としており、我々のやるべきことは多いですが、その道のりは明るいものです。

これからの取り組みに期待

次回以降の意見交換会では、さらなるステークホルダーとの協力を強化しながら、岡山大学が目指す「地域中核・特色ある研究大学」の具現化に向けた具体的な計画が発表される予定です。また、研究力強化に関連するプロジェクトや新たなイノベーション創出を目指し、様々な試みが進められていくでしょう。

岡山大学が地域社会とも協力しながら、どのように持続可能な社会実現へと貢献していくのか、今後の展開にご注目ください。全学が一丸となった挑戦と変化が、地域社会や国際的な研究の発展に寄与することを期待しています。