岡山大学の留学ガイダンス
2025-06-29 10:33:16

岡山大学が留学希望者向けに危機管理ガイダンスを開催

岡山大学が留学希望者に向けて危機管理ガイダンスを開催



国立大学法人岡山大学は、2025年6月18日に海外渡航を予定している学生向けにオンラインで「危機管理ガイダンスおよび海外留学保険説明会」を行いました。このイベントには、教職員と学生を含む122人が参加し、留学に向けた心構えや安全対策を学びました。

留学生活の心構えを論じた大林准教授



ガイダンスの冒頭、大林准教授は「留学は、住み慣れた日本の日常から離れる特別な体験です。その中で、予見できない危険や問題が発生する可能性があることを意識しておきましょう」と参加者に語りかけました。この言葉から、留学生活での自衛意識の重要性が強調されました。

現実の危険を学ぶ山岸氏の講演



続いて、特定非営利活動法人「海外留学生安全対策協議会(JCOS)」から招かれた山岸優氏が、地下鉄での火災事故や路上での強盗事件といった実際のトラブルをもとに、「正常性バイアス」について話しました。それは、危険があるという事実を過小評価する心理状態です。山岸氏は危機に対して敏感になる重要性を説き、24時間365日対応の危機管理サポート「J-TAS」の具体的機能についても説明しました。トラブル時の連絡先や対応フローが示され、参加者は実際のシナリオに基づいて選択肢を選ぶワークに取り組むことで、緊急時の行動を身につける機会を得ました。

留学保険の重要性



次に、東京海上日動パートナーズ中国四国・岡山支社の矢吹慈愛氏が登壇し、留学中の事故やトラブルに備えるための「学研災付帯海外留学保険」について詳しく解説しました。具体的な補償内容や申込方法についての説明から、参加者は留学の際に必要な制度がどれほど重要であるかを理解しました。特に、盗難や飛行機の遅延、現地での医療費のカバーが強調され、安心して留学生活を送るためのサポートが明らかになりました。

留学準備を促す最後の案内



最後には、国際教育推進課の職員が海外渡航登録システムやVPN接続設定についての注意点を案内しました。「海外での安全な生活にはしっかりとした事前準備が必要です。留学に向けた手続きを早めに進めてください」と呼びかけ、参加者に積極的な準備を促しました。

岡山大学は今後も、海外渡航を予定する学生のために安全で安心な学びの環境を整備し、危機管理支援と制度の充実に取り組んでいきます。地域に根ざした特色ある研究大学として、岡山大学のこれからの取り組みが期待されます。


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