CHROの役割と未来
2026-05-25 07:29:28

CHROの役割とは?ロート製薬といすゞ自動車の対談から学ぶ

CHROの役割とは?ロート製薬といすゞ自動車の対談から学ぶ



2026年2月14日に開催された「人的資本経営マニフェスト2026」内のセッションをアーカイブ配信する機会を通じて、現代のニーズに応じたCHRO(最高人事責任者)像が注目されています。本セッションでは、ロート製薬の元取締役CHROである髙倉千春氏と、いすゞ自動車のCHROであった有沢正人氏が対談を行い、今求められるリーダー像について熱心に語り合いました。

CHROと人事部長の違い



対談の中で強調されたのは、CHROと従来の人事部長との根本的な違いです。CHROは、単に人事部門の責任者としての位置付けに留まらず、経営戦略の重要な一部として深く関与する役割を果たしています。具体的には、採用や育成、制度運用にとどまらず、「事業成長のためにどういった人材と組織を構築するべきか」という経営の観点からの視座が求められています。

この観点から考えると、CHROは「人と組織の観点から経営戦略を実装する存在」としての重要性を持っています。人事部長の役割は従来の社員管理や制度運用に限定されることが多かったのに対し、CHROはより広範で包括的な視点が求められるのです。

実践力が求められる人的資本経営



また、セッションでは人的資本経営における実践力の重要性が語られました。単に情報を開示し、KPIを設定するだけでは人的資本経営は成功しません。現場のマネジメントと社員一人ひとりのキャリア自律とを結びつけ、実現可能な行動変容を促す必要があります。CHROは、経営と現場をつなぎながら、人的資本を価値創出へと変えていく重要な役割を担うのです。

AI時代のリーダーシップ



AIの普及が進む現在、組織はこれまで以上に変化に適応する力が必要です。業務の効率化に留まらず、従業員が「何に価値を発揮するのか」を再考する時代となり、CHROは組織の文化や学習環境を見直し、アップデートしていく存在とされています。たとえば、AI技術を活用して人材の採用や育成のプロセスを改善することで、より効率的で適応力のある組織を作り上げることが期待されています。

キャリアオーナーシップの重要性



さらに、個人が主体的にキャリアを構築する「キャリアオーナーシップ」の考え方も取り上げられました。この考え方は、個人だけでなく組織全体の持続的な成長に寄与します。社員が新たな挑戦をし、越境経験や学び直しを支援されることで、個人と組織のパートナーシップが深化します。このような関係性を築いていくことが、人的資本経営の本質であり、今後のチャレンジとなるでしょう。

まとめ



このセッションでは、CHROや人事のリーダーが抱える課題と、それに対する具体的なアプローチが議論されました。経営と人事をしっかりと結び付け、会社全体の成長を目指すためには、今後のCHROにはさらなる視野の拡大が求められます。人事分野での新しい潮流や考え方を学ぶことは、今後のキャリアにおいても重要な要素となるでしょう。現在、アーカイブ配信が行われているこのセッションをぜひご覧いただき、新たな知見を得ていただければと思います。こちらから視聴できます。


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