羽生蒸溜所がTWSC2026で全アイテム受賞
埼玉県羽生市に位置する株式会社東亜酒造が運営する羽生蒸溜所が、アジア最大級の酒類品評会『Tokyo Whisky & Spirits Competition 2026』(TWSC2026)において、初出品にもかかわらず全ての出品アイテムが受賞するという快挙を達成しました。この素晴らしい成果は、ウイスキー業界における羽生蒸溜所の地位を再び確立するものとなりました。
受賞の詳細
今年の5月15日に発表された結果について、以下の5つのアイテムが受賞しました:
1.
羽生蒸溜所シングルカスク3YOピーテッド - 洋酒部門「最高金賞」
2.
羽生蒸溜所シングルカスク3YOノンピート - 洋酒部門「金賞」
3.
羽生蒸溜所ニューポットピーテッド - 洋酒部門「金賞」
4.
羽生蒸溜所ニューポットノンピート - 洋酒部門「銀賞」
5.
TONE羽生ワールドモルトウイスキー - 洋酒部門「銀賞」
この受賞は、羽生蒸溜所が21年に蒸留を再開して以来、数多くのサポーターやウイスキーファンからの支援を受けた結果と位置づけることができます。これまでの支えに感謝しつつ、自社のウイスキー造りの品質を向上させる努力を続ける意向を示しました。
受賞アイテムの特徴
受賞したウイスキーの中でも特に注目を集めたのは、最高金賞を受賞した『羽生蒸溜所シングルカスク3YOピーテッド』です。このウイスキーは、羽生蒸溜所が自社で製造したピート原酒をファーストフィルバーボン樽で3年間熟成させたものです。香りにはバニラやメープル、ハチミツの甘さが広がり、コンプレックスながらもマイルドな口当たりが堪能できます。アルコール度数は51度、内容量は200mlとなっており、羽生蒸溜所ビジターセンターショップの限定商品です。
こちらについて審査員からは「心地よいバニラ香とピーティーさが共存しており、複雑な味わいが楽しめる」といった評価を受けました。
金賞を獲得した『羽生蒸溜所シングルカスク3YOノンピート』も魅力的で、こちらはノンピーの原酒を使用し、同様にファーストフィルバーボン樽で熟成されています。フルーツやフローラルな香りが楽しめ、口当たりは上品で軽やかな印象です。
また、ウイスキーの将来性に期待がかかる『羽生蒸溜所ニューポットピーテッド』は、ニュートラルな香りと重厚な味わいが評価され、樽熟成が進むことで更なる変化が期待できるとのコメントも寄せられています。
羽生蒸溜所の復活
羽生蒸溜所は、1946年に製造免許を取得し、長い歴史を持つ酒造会社です。しかし、2000年に経営不振により一旦閉鎖。しかし、2021年に再生を果たし、クラウドファンディングでの支援を受けながら新たなウイスキー造りをスタートしました。当初の蒸留所の設備を復活させるなど、真摯な取り組みが現在の素晴らしい結果を生んだのです。
今後も、羽生蒸溜所は日本全国さらには国際舞台にも名を馳せるウイスキーを生み出し続けることでしょう。ファンに支えられた羽生蒸溜所の今後の歩みには、ますます注目が集まります。実際に製造工程を見学できるビジターセンターもオープンしており、ウイスキーファンはもちろん、初心者にもアプローチをしていることも魅力の一つです。ぜひ一度訪れて、その特製のウイスキーを味わってみてください。