岡山大学×マレーシアプトラ大学の連携を強化する新たな一歩

岡山大学が新たな国際連携の窓口を開設

2025年1月21日、岡山大学はマレーシアにあるプトラ大学と協定を更新し、留学促進に向けた新たな一歩を踏み出しました。このイベントでは、文部科学省のプロジェクトに基づき、日本留学促進のための海外拠点として「岡山大学日本留学情報センター」（OJEIC）をUPMキャンパス内に設立することが発表されました。

式典にはプトラ大学の幹部や50名以上の学生と教員が集まり、これまでの30年にわたる交流の成果を祝いました。また、今後のさらなる関係発展についての期待も寄せられました。特に、環境生命自然科学学域の田村隆教授とハボル助教による研究紹介が行われ、参加者からの活発な質問が飛び交いました。

セミナー内容

式典の後には、日本留学に関するアカデミックセミナーが開催されました。このセミナーでは、岡山大学の杉山幸子日本留学コーディネーターが、留学を希望する学生に対して豊富な情報を提供しました。特に注目されたのは、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）に所属する藤井弘樹氏の講演です。彼は「さくらサイエンスプログラム」や日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業（NEXUSプログラム）の短期留学に関する情報を詳しく解説しました。

参加者は、実際の留学内容や奨学金についての質問を積極的にし、活気に満ちたセミナーとなりました。このような国際的な交流の場が提供されることで、留学を希望する学生たちの視野が広がることが期待されています。

岡山大学の国際的役割

岡山大学は、2014年から開始された「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」において、最重点国としてマレーシアとインドネシアを指定し、両国への留学促進活動を積極的に展開しています。また、岡山大学は地域中核となる特色ある研究大学として、他の国々との連携を深めながら、グローバルな教育環境を提供しています。

UPMとの連携は、今後さらなる学術的な交流を生むだけでなく、留学生の受け入れや研究の発展にも寄与すると考えられています。新たに設立されるOJEICは、学生たちにとって信頼できる留学情報の供給源となるでしょう。

今後、岡山大学は国際的な視野を持つ人材育成を志向し、地域や国際社会においてもその存在感を高めていくでしょう。