広島市立基町高校生が制作したトロフィー
広島市立基町高等学校の生徒たちが、平和への祈りをこめた特別なトロフィーを制作しました。このトロフィーは、2026年1月に行われる「天皇盃 全国男子駅伝」にて使用されるもので、株式会社大創産業がメインスポンサーを務めています。製作された8つのトロフィーは、平和記念公園の折り鶴を再活用し、逆境に負けない「平和の花カンナ」がモチーフとなっています。
カンナの持つメッセージ
不屈の生命力の象徴とされるカンナは、被爆後の広島にいち早く花を咲かせ、多くの人々に復興への希望を与えた重要な存在です。トロフィーでは、そのカンナの鮮やかな赤やオレンジの色彩がグラデーションで表現され、見る者に強いインパクトを与えます。また、平和記念公園に捧げられた折り鶴を取り入れることで、平和の思いをさらに深く込めています。
このトロフィー制作の背景には、広島市が提唱する「折り鶴に託された思いを昇華させるための方策」があります。世界中から届けられた折り鶴を再利用することで、平和のメッセージが全国へ羽ばたくことを目指しています。高校生たちの制作に関わった一人は、「私たちの考えた平和の形を、多くの方に知ってもらえたら嬉しいです」と意気込みを語りました。
大創産業の取り組み
大創産業は、2015年から天皇盃 全国男子駅伝のメインスポンサーを務めています。毎年特別協賛社賞を授与し、広島発の重要なスポーツイベントとして位置付けています。イベントを通じて平和のメッセージを国内外に広めることを目的とし、トロフィー制作に高校生を参加させることで、次世代の平和の担い手を育成する一環としています。トロフィーの授与は今回で5回目となり、過去には新型コロナウイルスの影響で大会が中止された年もありましたが、この活動は着実に続いています。
高校生の創造表現コース
広島市立基町高等学校の創造表現コースは、1999年に設立されました。表現活動を通じて個性を磨き、芸術文化を創造・発信する力を育てることを目指しています。このコースには、芸術方面に進学を希望する生徒が多く、感受性やクリエイティビティを高めるための教育が行われています。
大創産業について
大創産業は、広島県東広島市に本社を構える企業で、生活必需品から趣味嗜好品まで取り扱い、世界26カ国で5,670店舗を展開している小売業者です。その社是は「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える」とし、質の高い商品提供を目指しています。勢いある企業が、地域の高校生と連携して平和を考える活動を進めていることは、非常に意味深いことです。
まとめ
今回制作されたトロフィーは、ただの賞ではなく、平和への強い願いが込められたシンボルです。天皇盃 全国男子駅伝の開催に合わせてこのトロフィーが多くの人々に披露されることを通じて、若い世代が平和について考えるきっかけとなることでしょう。団体や地域が協力して生まれたこの企画が、より多くの人々に感動を与えることを期待しています。